2026年8月26日
こんにちは😊
妊娠・出産を経験された方から、
「産後から尿もれが気になる」
「お腹に力を入れると漏れてしまう」
「骨盤まわりがなんとなく不安定」
「下腹部がぽっこりして戻らない」
「骨盤底筋体操をしているけれど、うまくできているかわからない」
というご相談を受けることがあります。
骨盤底筋というと、「とにかく鍛えればいい」と思われがちです。
でも実は、骨盤底筋が本来の力を発揮するためには、姿勢や呼吸、身体の使い方も大切です。
そこで当院では、「ガスケアプローチ」を取り入れています。
ガスケアプローチは、フランスの医師ベルナデット・ド・ガスケ氏が考案した、姿勢と呼吸を基本とした身体へのアプローチです。
骨盤底筋(ペリネ)だけを単独で鍛えるのではなく、背骨を伸ばした姿勢や呼吸を意識しながら、身体全体の使い方を整えていくことを大切にしています。
特に妊娠・出産では、身体の重心や腹圧のかかり方が大きく変化します。
そのため、産後に骨盤底筋をケアするときも、
「どれだけ力を入れるか」だけではなく、
「どんな姿勢で、どんな呼吸をしているか」
という視点が大切になります。
例えば重いものを持ち上げるときや、腹筋運動をするときに、無意識に息を止めて「ぐっ」と力を入れていませんか?
このような動作では腹圧が上がり、骨盤底にも負担がかかります。
ガスケアプローチでは、姿勢と呼吸を整えながら、骨盤底への負担をできるだけ抑えて身体を使うことを重視します。
実際に、ガスケアプローチを用いた産後の骨盤トラブル外来では、尿失禁や下垂感が改善した症例が報告されています。ただし、これは少数例の報告であり、すべての症状がガスケアプローチだけで改善するという意味ではありません。
骨盤底(ペリネ)のケアは、産後になってから始めるものだけではありません。
妊娠中から、姿勢や呼吸、身体の使い方を意識しておくことは、出産や産後の身体を考えるうえでも役立ちます。
「尿もれが始まってから」ではなく、
妊娠・出産を通して、自分の身体を守るための知識として知っておく。
そんなペリネケアを、当院では大切にしています。
骨盤底筋は、目で見て確認できる筋肉ではありません。
だからこそ、
「ちゃんとできているのかな?」
「力を入れているつもりだけど合っている?」
と悩む方も少なくありません。
ガスケアプローチでは、身体の感覚を大切にしながら、姿勢と呼吸から身体を整えていきます。
妊娠中の方も、産後の方も、
「ちょっと気になる」という段階からお気軽にご相談ください。
自分の身体を、自分で守る。
そのための方法のひとつとして、ガスケアプローチを知っていただけたら嬉しいです。